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年収が下がる転職を時間で比べる

年収が下がる候補を比べるときは、収入の差と仕事・通勤に使う時間の差を分けて整理します。600万円と500万円の架空の条件で、年間583時間の差と2通りの時給を計算します。

600万円と500万円の、架空の勤務条件を比較

以下は説明のための架空例です。現職と候補先の年収・残業・通勤・出社日数を仮定しており、実在の求人条件や平均年収、転職後の結果を示すものではありません。

年収は賞与・残業代を含む額面の年額です。所定労働時間は休憩・残業を除き、1年365日・週5日勤務のモデルを使います。手取りは計算していません。

現職600万円と候補500万円の架空条件と計算結果
項目現職(仮定)候補先(仮定)
額面年収600万円/年500万円/年
年間休日120日120日
1日の所定労働時間8時間8時間
月平均の残業30時間10時間
片道通勤60分30分
週の出社日数5日3日
年間の労働時間2,320時間2,080時間
年間の通勤時間490時間147時間
年間の仕事+通勤2,810時間2,227時間
労働時間だけの時給2,586円/時2,404円/時
通勤込み時給2,135円/時2,245円/時

年収は年間100万円下がり、仕事と通勤の合計は年間2,810時間から2,227時間へ、583時間短くなる試算です。内訳は、労働時間が240時間、通勤時間が343時間の差です。

2通りの時給が、逆の動きをする理由

この例では、労働時間だけの時給は2,586円から2,404円へ下がります。一方、通勤込み時給は2,135円から2,245円へ上がります。通勤を含めて数えた時間が、労働時間だけの場合より大きく減るためです。

年間労働時間 =(365 − 年間休日)× 1日の所定労働時間 + 月平均の残業 × 12

年間通勤時間 =(365 − 年間休日)×(週の出社日数 ÷ 5)× 片道通勤(分)× 2 ÷ 60

労働時間だけの時給 = 額面年収(円)÷ 年間労働時間

通勤込み時給 = 額面年収(円)÷(年間労働時間 + 年間通勤時間)

年間休日120日から勤務日数を245日とし、出社日数は週5日勤務に対する割合で概算しています。実際の祝日・休暇・出社予定をカレンダーで数える計算ではありません。時間は小数第1位まで、時給は1円単位に四捨五入して表示し、途中の計算では丸めていません。詳細は計算方法と前提で確認できます。

通勤込み時給が上がっても、受け取る額面年収が増えるわけではありません。また、583時間は仕事と通勤に使う時間の差です。そのすべてが使いたい自由時間になるとは限らないため、仕事以外に必要な時間や、空けたい時間帯も別に整理してください。

候補の年収が450万・500万・550万円なら

候補先の休日・所定時間・残業・通勤・出社日数は上の表のまま、額面年収だけを変えます。いずれも架空の条件です。

候補先の時間条件を固定して年収だけを変えた試算
候補の額面年収労働時間だけの時給通勤込み時給
450万円2,163円/時2,021円/時
500万円2,404円/時2,245円/時
550万円2,644円/時2,470円/時

同じ時間条件でも、年収の仮定が変われば時給も変わります。残業や通勤が減るという条件だけで、収入と時間の比較結果を決めることはできません。この表は、転職を選ぶ基準や許容できる減収額を示すものではありません。

年収が違う場合は、基本欄へ2回入力する

診断の「残業・出社条件を変えて比較」は年収固定の機能です。600万円と500万円の比較には、基本の入力欄へそれぞれの6項目を入れ、2つの結果を控える手順を使います。

  1. 働き方・時給診断へ、現職の仮定として年収600万円・年間休日120日・所定8時間・月残業30時間・片道通勤60分・週5日出社を入力します。
  2. 結果を画像保存するか、手元に控えます。保存画像には年収が初期設定では入りません。年収も残したい場合は、保存前に「画像に年収も含める」を選びます。
  3. 基本欄を、候補先の仮定である年収500万円・年間休日120日・所定8時間・月残業10時間・片道通勤30分・週3日出社へ入れ直し、その結果も控えます。
  4. 2つの記録を並べ、年収・2通りの時給・年間の仕事と通勤時間を確認します。実際の比較では、確認済みの条件と見込みの条件を区別します。

この手順は2つの入力を画面に同時保持する機能ではありません。条件の整理には転職先の条件比較チェックリストを使えます。年収を固定して比べる例は、残業時間の比較と通勤・出社日数の比較で確認できます。

生活と仕事の条件も並べて考える

  • 生活費、住居費、返済や貯蓄などに充てる金額と、給与・賞与の支給時期を別に確認する。額面年収の差を、そのまま手取りの差として扱わない。
  • 勤務地、在宅勤務の設備費、交通費や各種手当など、時間の表に入らない支出・待遇も書き出す。
  • 残業・出社日数はどの部署・期間の条件か、入社後も同じ運用を見込めるかを確かめる。
  • 仕事内容、学習や成長の機会、使いたい時間帯など、自分が優先したいことを整理する。

社内SEを候補にする場合は、社内SE求人で確認する仕事・勤務条件も参照してください。今の職場で業務や出社を調整する、まず情報を集める、候補先を具体的に比較するなど、数字以外の条件も合わせて進み方を選べます。

働き方・時給診断を試す 最終更新:2026年10月26日